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今週もお仕事頑張っていきましょう、ということで気合を入れた今朝の通勤途中、原付50CCバイクを二人乗りする若者、それを2台も目撃しました。2台とも、後ろのナンバープレートを上に跳ね上げて(筆者の若いころ、この改造部品は、通称パタパタといわれていました)、クルマに割り込み、危険な運転をしておりました。後ろに乗っていた彼女の金髪に染めた長い髪をなびかせながら、けたたましいマフラー音と共に去って行きました。
誤解の無いように申し上げておきたいのですが、筆者も休みの日にはバイクツーリングに出かけたり、また子どもにせがまれて、後ろに乗せることもあります。ですので、かつての「三ない運動(免許を取らせない、買わせない、運転させない)」のように、いたずらにバイク文化を廃止したいと考えているわけではありません。
しかしながら、筆者は50CC原付バイクについては廃止すべきだと思います。業界全体でも、生産中止という流れに向かっているのは良いことだと思われます。
まず、50CC原付バイクは制限速度が時速30キロですが、そもそもこの速度自体に無理があります。
スロットルを軽く開けるだけで30キロ以上は優に出ますし、むしろ逆に、他の走行車両との速度差を考えたときに、時速30キロを守り続けて走行している方が危険です。
また普通自動車免許で、第一種原付(~50CCまでのバイク)が乗れますが、クルマと原付、そもそもなぜ車両の種類が全く違うものに乗れるようになれるのかが分かりません。
そして筆者が最も感じるのは、安全意識(なかでもバイクに乗る際の装備)です。「気軽に乗れるという」認識で、装備が甘くなりサンダルに半パン、半キャップヘルメットで乗車している人が、極めて多いです。
公道上で運転する車両という意味では、他の車両と何ら変わりがなく、それに加えてバイクは道路上に身体が露出しております。自らが安全運転することによってのみ、自身の安全が担保されるわけではありません。安全運転していても、その意識の外から相手に追突される場合もあります(というより、この方が見えない分危険です)。それを想定して、装備をすることが必要です。
とはいえ、筆者自身バイクが好きです。それだけに、最低限の意識を皆さんで持ってほしいと願います。
誰かが言っていました、自動車は「景色」を楽しめるが、バイクは「風景」を楽しめると。
バイクでしか感じられない爽快感というのは確かにあります。
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